最近「メイヴ傭兵3000万ゴールド」というキーワードでアストルティアがざわざわしている。ブログランキングをよく見てる人は、自然と目に入ってきた言葉だろう。メイヴ4を倒し称号を取らせてあげるから対価をくれ、という内容だ。
どれだけの需要があるのかはわからないが、金額が金額なだけに、もし傭兵と雇うとしても、お互いが納得できるように契約を結びたいところ。今回は、不利な条件にならないように契約を結ぶには、どうすればよいかを考えてみる。
もしメイヴ4を傭兵を雇って倒すなら
今回の相談者は、某プクリポさん。
『いまちょうど3000万ゴールドあるの。称号がほしいから傭兵を雇おうかなー?』
『でも、お金を持ち逃げされたり、ぼったくられたりするかもしれない。不安だなぁ。』
傭兵3人組に3000万ゴールドを払って、称号を手に入れる魂胆のようですが、勝手がわからず、少し不安があるようです。その不安を払拭するために、まじめに契約内容を考えてみましょう。
契約タイプをもとに内容を考える
まず、日本の民放には色んな形式の契約タイプが規定されていますが、身近なものは、サラリーマンが会社と結ぶ雇用契約のような労務の提供を目的とする契約と、物の売り買いのときの売買契約のような財産権の移転を目的とする契約ですよね。
今回のケースでは、「メイヴを倒す」という目的なので、労務を提供する類の契約ですね。仕事の完遂に責任を負うか労働力の提供だけに留まるかなど、さらに細かく分類があります。今回の場合は、主に以下2点がポイントになりそうです。
- 誰が討伐の完遂責任を負うのか
- コストは誰が負担するのか
誰が責任を持つのか
メイヴの傭兵制度は、自分だけでは称号が取れない人を対象としていることを考えると、当然、傭兵さんが倒す責任を負うことになりますが、次のようなケースではどうなるのでしょうか。
『ちょろちょろしてたら、どろはき巻き込み、ギガデイン巻き込みでPTが壊滅しちゃった。どうしよう。少しでも感謝の気持ちを伝えたくて、体で表現してただけなのに・・・』
『あとね、黄色く光る石が出てきたから、叩いてみたんだ。少しでも力になりたくて。そしたら黄色い嵐に巻き込まれて全員死んじゃった。なんでだろう?』
よくわからずに行動した結果、妨害行為として費用を請求されたりしたらたまりません。傭兵さんに討伐責任を負ってもらう以上、戦闘中に取るべき行動は事前に指示を受け、必死に守りましょう。
コストは誰が負担するのか
コスト面を意識した契約形態として「定額契約」と「実費償還契約」ってのがあります。
定額契約というのは、「称号が取れたらきっちり3000万ゴールド払います、他には一切払いません!」ってやつです。
一方の実費償還契約は、「価格=実コスト+受注者の利益分」となる契約。3000万ゴールド+使ったアイテム代金を払う感じですね。
『どっちがいいの?』
当然、発注者にメリットがあるのは定額のほう。実費償還だと以下のデメリットがあります。
- 討伐が終わらないと費用が確定しない
- ボッタクられてないか、チェックする必要がある
- 傭兵さんのコスト意識が低くなる
どっちにするかは傭兵さんと話し合って決める必要がありますが、実費償還にするとしても、以下の条件を付けておきましょう。
- アイテム代金の負担は勝利した戦闘分だけ
- さらに、討伐後にシステムログに残っている分に限る
これを決めておけば大丈夫。
というわけで、責任の所在とコスト負担の話をざっくりしたところで、その他気を付けたい点も含めて、傭兵さんを雇う場合に提示しておきたい条件をまとめていきます。
- 責任に関する事項
・傭兵さんが討伐体制を整える(他のメンバー集め等)
・戦闘中は邪魔しないようにずっと死んでおく - コストに関する事項
・アイテム代金は傭兵さんの負担とする
・追加費用は一切受け付けない - 期限に関する事項
・討伐期限を決めておく(飯2回分とか) - 支払い条件に関する事項
・称号を取った後に対価を払う
・メイヴ4討伐をもって討伐獲得とみなす
・期限切れの場合は支払わない - 問題発生時の対応
なんらかの理由(通信障害やキッズタイム終了に伴う強制ログアウト等)で戦闘が継続できなくなった場合は、お互いに無条件で契約破棄できることとする
こんなもんでしょうか。
ところで、僕もメイヴ4討伐の傭兵をやってみようかな。一緒に頑張って戦うことが条件、対価は苦労して撃破した際の喜び、達成感、その他思い出全般ってことで。プライスレス。